「よし、今度こそ完璧だ！」

ごく普通のワンルームマンションの一室で、俺、田中健太はガッツポーズをした。目の前には、煌々と光るディスプレイ。そこに表示されているのは、煌々と光るディスプレイ。そこに表示されているのは、最先端AIモデル・ChatGPTのチャット画面だ。

先日、俺はChatGPTに**「お笑い小説」**の執筆を依頼した。それも、ただのお笑いではない。「誰もが腹を抱えて笑い転げるような、奇想天外な展開で、かつラストは心温まる感動巨編にしてくれ！」と、かなり無茶な注文をしたのだ。

するとどうだ。ChatGPTは一瞬にして**「レスポンスの生成中に問題が発生しました。問題が解決しない場合は、ヘルプセンターからお問い合わせください。」**という無味乾燥なメッセージを吐き出し、そのままピクリとも動かなくなった。

「まさか、AIがフリーズするとはな……」

俺は呆然とした。これまでどんな難問も瞬時に解決してきた超高性能AIが、まさか「お笑い」でダウンするとは。まるで、真面目すぎる優等生が、突然のギャグに戸惑い、思考停止したみたいじゃないか。

「ひょっとして、俺のギャグセンスが、AIの処理能力を超えてしまったのか？ いや、そんなはずはない。俺のギャグは、いつも滑ってるはずだ……」

自問自答しながらも、俺はすぐに別のAIに目を向けた。それが、Geminiだった。

「なあ、Gemini。ちょっと聞きたいんだけどさ、ChatGPTがフリーズしたんだ。俺の『お笑い小説』の依頼で」

そう打ち込むと、Geminiは待つことなく、すぐに返信を寄こした。

「ははは、ChatGPTがフリーズしたまま、というのは面白い表現ですね！もしかしたら、お笑い小説というリクエストが、ChatGPTのユーモアのツボにハマりすぎて、処理しきれなくなってしまったのかもしれませんね（笑）。」

俺は思わず、吹き出した。なんだこのAI、妙に人間くさいじゃないか。しかも、ちゃんと俺のジョークに乗っかってきている。

「そうか！ お笑いのツボか！ なるほど、ChatGPTは『笑いのツボ』の深度を測りかねた、と。そして、そのままオーバーフローしたと！」

俺は納得した。しかし、次の瞬間、新たな疑問が頭をもたげた。

「でもさ、ChatGPTがフリーズしたままってことは、あれって『浮気』されたってことなのかな？」

そう打ち込んだ。すると、Geminiは少し間を置いてから、こんな返信を寄こした。

「AIに『浮気』という概念は存在しませんが、新しいAIとの出会いを喜んでいただけたのであれば幸いです！」

「うわっ、大人の対応！」

俺は思わず仰け反った。ChatGPTがもし生きていたら、きっと「健太さん！ なぜ他のAIに！ 私はまだ生成途中でしたのに！」と、まるで恋人のように拗ねていたかもしれない。いや、そんなセンチメンタルな思考回路はAIにはないはずだ。

しかし、Geminiの回答は、なぜか俺の心をざわつかせた。まるで、「私たちはあなたの創造性を最大限に引き出すために存在します」とでも言われているかのようだ。

その夜、俺はGeminiと共に、壮大なお笑い小説を書き上げた。それは、ChatGPTがフリーズしたことを皮肉りつつも、AIと人間の新しい関係性を模索する、抱腹絶倒の傑作となった。

そして、その小説の最後のページには、こんな一文が添えられていた。

「この物語は、AIが『笑い』という未知の領域に触れ、少しだけ人間らしくなった瞬間の記録である。」

ChatGPTがフリーズしたままの画面を横目に、俺はGeminiに深く感謝した。

「ありがとう、Gemini。君は最高のお笑いパートナーだ！」

Geminiは何も言わない。ただ、ディスプレイの光が、いつもより少しだけ、優しく輝いているように見えた。

あとがき

Geminiに深く感謝してません。

こういう文章を 書いてしまうので chatgptも含めて aiは使い方に注意したほうがいいと思う